地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県登米市】美味すぎて伊達家から禁止された郷土料理「はっと汁」という精進料理を訪ねるin味処あらい・中田町

はっと汁に宿る、登米の暮らしと語り──味処あらいで味わう郷土の記憶 私は、地域文化ライターとして、日本各地に息づく伝承や風習、地名に込められた記憶を掘り起こし、現代の言葉で伝える仕事をしている。なぜそれを続けているのか─ […]

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県美里町】宮城唯一の黄檗禅宗料理?「すっぽこ汁」という郷土料理を訪ねるinはなやか亭・涌谷

私は、地域文化ライターとして、日本各地に息づく伝承や風習、地名に込められた記憶を掘り起こし、現代の言葉で伝える仕事をしている。 なぜそれを続けているのか──それは、日本文化の魅力が、表舞台だけでなく、土地に根ざした語りや […]

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県利府町】蝦夷(えみし)文化を訪ねる

利府町に眠る「国府の裏庭」の記憶 利府町を歩くと、古代の征討の記憶が風景の奥から静かに語りかけてくる。多賀城のすぐ背後に位置するこの地は、陸奥国の政治・軍事の中心を支える「国府の裏庭」として、蝦夷との緊張の最前線にあった […]

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県栗原市】蝦夷(えみし)文化を訪ねるin一迫・築館・白山神社・屯岡八幡宮・小迫観音・音羽山清水寺

なぜこの地を訪ねるのか 私が地域文化を探訪し、こうして文章に綴るのは、単なる歴史の記録ではない。文化とは、生活を豊かにする力であり、人の心を耕すものだと思っている。それは、地域の風景や言葉、祈りや祭りの中に静かに息づいて […]

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【宮城県石巻市】蝦夷文化を訪ねるin桃生・雄勝町・蛇田

北上川が太平洋へと注ぎ込む石巻市は、今も水の都としての風情を残している。川沿いに広がる街並みを歩いていると、かつてこの水辺が軍事と交易の要衝だったことが、風景の奥から静かに語りかけてくる。古代、ここは大和朝廷が東北支配を […]

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【宮城県登米市】蝦夷(えみし)文化を訪ねるin中田町・南方町・東和町

「蝦夷(えみし)」という言葉を初めて聞いたのは、小学校の歴史の授業だった。教科書には「まつろわぬ民」と書かれていたが、その意味も背景も、当時は深く考えることはなかった。だが、大人になって地元・登米市の歴史を調べるうちに、 […]

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【宮城県色麻町】蝦夷(えみし)文化を訪ねるin色麻柵・清水寺・飾磨

遠く離れた関西で「飾磨(しかま)」という名字の方と出会ったとき、私はふと、故郷・宮城県色麻町(しかまちょう)のことを思い出した。音は同じ「シカマ」。漢字は違えど、その響きが偶然とは思えず、胸の奥でくすぶっていた問いが静か […]

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県加美町】蝦夷文化を訪ねてin東山官衙遺跡・薬莱山・小野田

「蝦夷(えみし)」という言葉を初めて聞いたのは、小学校の社会科の授業だった。教科書には、東北地方に住んでいた“まつろわぬ民”と書かれていた。どこか野蛮で、朝廷に従わなかった人々という印象だけが残った。でも、あれから何十年 […]

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県大崎市】難読地名「化女沼」の読み方・語源由来・照夜姫伝説を訪ねるin古川

宮城県大崎市の化女沼は、照夜姫伝説が語り継がれる神秘的な水辺。機織りの音が七夕の夜に響くという物語は、水神信仰や古代の女性神事と深く関わる。周辺には宮沢遺跡や古代の里が広がり、地名の由来語源や文化的背景を探ることで、沼に宿る祈りと歴史の深層が浮かび上がる。

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伝統工芸
【宮城県仙台市】郷土玩具「仙台張子」を訪ねるinこけしのしまぬき・本郷だるま屋

紙の命を宿す──仙台張子と出会う旅 京都に住む私の机には、伏見人形のほていさんが鎮座している。ぽってりとした体に福々しい笑顔。子どもの頃から見慣れたその姿は、私にとって「郷土玩具」の原風景だ。だが、地元・宮城県にも同じよ […]

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