仙台の延命餅本舗の田楽餅・延命餅の値段は?メニューや定休日、口コミ・レビュー、いつ創業した?アクセス・駐車場など解説!

仙台駅東口から新寺小路へ向かう朝の道は、昔からどこか特別な空気がある。学生時代、私は若林区に住んでいて、この通りをよく歩いた。寺が連なる静かな参道のような雰囲気は、仙台の中心部にいながら“祈りの時間”が流れているようで、15年経った今でも変わらない。今回、久しぶりに仙台へ戻り、ふと思い出したのが 延命餅本舗 の田楽餅だった。値段やメニュー、定休日、アクセスなどを調べる前に、ただ「また食べたい」という気持ちが先に立った。
新寺小路は、元寺小路から移転してきた寺院が並ぶ歴史ある通りで、墓参りの文化と甘味文化が自然に結びついている。お彼岸になると、地元民が延命餅本舗に立ち寄るのは、もはや季節の風物詩だ。口コミにも「お墓参りの帰りに必ず寄る」という声が多い。
朝の光に照らされた店先には、田楽餅や延命餅が並び、湯気と甘い香りが漂う。観光目的ではなく、ただ“懐かしい味を確かめに来た”という気持ちで暖簾をくぐると、学生時代の記憶がふっと蘇る。 これは情報記事というより、好きで通っていた店を、久しぶりに訪れた記録として残したくなった──そんな気持ちで書いている。
参考
目次
延命餅本舗とは?
延命餅本舗は、1930年(昭和5年)創業の老舗餅店だ。仙台駅東口から徒歩圏にありながら、観光地というより“地元の生活文化”に根ざした店である。屋号の「延命餅」は、隣接する阿弥陀寺の 延命地蔵 に由来し、無病息災を願う意味が込められているという。口コミでも「お彼岸に必ず買う」「家族の健康祈願で食べる」という声が多く、仙台の祈りの文化と深く結びついていることがわかる。
餅に使うのは宮城県産のみやこがね米だと聞いた。粘りと香りが強く、餅にすると驚くほど柔らかく仕上がる。早朝から仕込みが始まり、添加物を使わず、その日に作った餅だけを売る。売り切れ次第閉店という昔ながらのスタイルは、効率よりも“美味しい餅を届けること”を優先する姿勢の表れだろう。
田楽餅(みたらし・ごま・あんこ)や延命餅(白大福)はどれも素朴で、口コミでは「柔らかさが別格」「甘さが懐かしい」と評判が高い。 延命餅本舗は、ただの餅屋ではなく、仙台の暮らしと祈りを90年以上支えてきた店なのだ。
延命餅本舗(えんめいもちほんぽ)
所在地: 〒984-0051 宮城県仙台市若林区新寺3丁目5−5
電話番号: 022-256-0551
値段はいくら?
延命餅本舗の魅力のひとつは、昔ながらの味わいを“手頃な値段”で楽しめることだ。看板商品の 田楽餅 は、みたらし・ごま・あんの3種類があり、私が訪問した2026年時点では、いずれも 1本170円前後。平たい餅が2枚串に刺さり、炙りの香ばしさと餡のたっぷり感が特徴で、口コミでも「この大きさで170円は安い」「満足度が高い」と評判が良い。
屋号にもなっている 延命餅(白大福) は 145円前後だった。ふわふわの餅にこし餡がぎっしり詰まり、昔ながらの“白大福”そのもの。甘さは控えめで、柔らかさは驚くほど。地元民が「お彼岸は必ず買う」と言うのも納得の味だ。
ただし、延命餅本舗の餅は 添加物不使用・当日製造 のため、日持ちはしない。口コミでも「すぐ硬くなるので県外に持ち出せない」「買ったらすぐ食べるのが鉄則」と繰り返し語られている。 だからこそ、仙台に来た“その日”に味わう価値がある。
値段の手頃さ、サイズの満足感、そして“できたての柔らかさ”──延命餅本舗は、仙台の餅文化を今も守り続ける貴重な存在だ。
メニュー一覧
延命餅本舗の魅力は、田楽餅や延命餅だけではない。店頭には季節ごとにさまざまな餅菓子が並び、訪れるたびに違う表情を見せてくれる。
看板商品は、平たい餅を串に刺した 田楽餅。 ・みたらし(香ばしい焼き目+甘じょっぱいタレ) ・ごま(濃厚で香り高い) ・あんこ(優しい甘さで人気) 価格は1本170円前後と手頃で、口コミでも「この値段でこの満足感はすごい」と評価が高い。
そして屋号にもなっている 延命餅(白大福)。 ふわふわの餅にこし餡がたっぷり入り、1個145円前後。日持ちはしないが、その分“できたての美味しさ”が際立つ。
さらに、仙台独自の白い がんづき、春には 桜餅、素朴な 茶まんじゅう、お祝い事に欠かせない 赤飯 など、季節と行事に寄り添ったラインナップが揃うとのこと。
どれも派手さはないが、食べると心が落ち着く味ばかり。 学生時代に通っていた頃と変わらず、今も同じ味が並んでいることに、思わず胸が熱くなった。 延命餅本舗は、仙台の“日常の甘味”を守り続ける店なのだ。
アクセス・営業時間・定休日|仙台駅東口から徒歩圏、駐車場はある?
延命餅本舗は、仙台駅東口から徒歩10分ほど。再開発が進んだ駅前の喧騒を抜け、新寺小路へ向かうと、空気がふっと静かになる。寺が並ぶこの通りは、学生時代に若林区へ住んでいた頃、私がよく歩いた道でもある。15年ぶりに訪れたが、朝の光に照らされた新寺小路の雰囲気は変わらず、懐かしさが胸に広がった。
店の住所は 仙台市若林区新寺3-5-5。 営業時間は 8:00〜16:00(売り切れ次第終了)。 口コミにも「昼前に大福が完売」「お彼岸は大行列」とあるように、早めの訪問が安心だ。 定休日は 不定休 のため、訪れる前にSNSや口コミで最新情報を確認しておくとよい。Googlemap上だと月曜日が定休日になっていたが、口コミを見ると月曜以外もお休みの日もある。
駐車場は なし。車で訪れる場合は、近隣のコインパーキングを利用することになる。バスなら「新寺三丁目西バス停」 がすぐ近くで、アクセスは意外と良い。
観光地の甘味処というより、地元民の生活に寄り添う店。だからこそ、駅から歩いて向かう“静かな朝の散歩”が似合う。久しぶりに仙台へ帰ってきた私にとって、この道のりそのものが、延命餅本舗の味と同じくらい大切な記憶だった。
口コミから見える魅力
延命餅本舗の口コミを読み込むと、まず目に飛び込んでくるのが 「餅が驚くほど柔らかい」 という声だ。平たい形の田楽餅は、炙りの香ばしさと餅の柔らかさが共存し、「口の中でほどける」「こんな餅は他にない」と絶賛されている。
特に人気なのは みたらし。甘さがしっかりしていて、昔ながらの“甘じょっぱいタレ”がたっぷり絡む。口コミでは「懐かしい味」「子どもの頃の味そのまま」という声が多い。一方で ごま餡 は香ばしさが際立ち、「濃厚でクセになる」「香りが良い」と評価が高い。
ただし、延命餅本舗の餅は 日持ちしない。 「すぐ硬くなるので県外に持ち出せない」 「買ったらすぐ食べるべき」 という声が多く、これもまた“地元で愛される理由”のひとつだ。
また、お彼岸の時期は「大行列」「大福は午前中で完売」という口コミが多く、仙台市民にとって延命餅は“季節の行事と結びついた甘味”であることがよくわかる。
柔らかさ、香ばしさ、甘さの強さ──どれも現代的ではないが、だからこそ心に残る。延命餅本舗は、仙台の“生活の味”を今も守り続けている。
延命餅はいつ創業した?
延命餅本舗が創業したのは 1930年(昭和5年)。仙台駅東口の再開発が進むずっと前から、新寺小路で餅を作り続けてきた老舗だ。創業当時から家族経営で、現在は三代目・四代目が中心となり、毎朝5時から仕込みを行っているという。
屋号の「延命餅」は、隣接する阿弥陀寺の 延命地蔵 に由来するという。無病息災を願う意味が込められ、昔から墓参りやお彼岸の際に買われてきたそうだ。口コミでも「お墓参りの帰りに必ず寄る」「家族の習慣」という声が多く、延命餅本舗は“仙台の祈りの文化”と深く結びついている。
餅に使うのは宮城県産の みやこがね米。粘りが強く、餅にすると驚くほど柔らかく仕上がる。添加物を使わず、その日に作った餅だけを売るという姿勢は、創業当時から変わらない。売り切れ次第閉店というスタイルも、効率より品質を優先する老舗ならではだ。
実食レビュー
延命餅本舗の田楽餅を手に取った瞬間、15年前の記憶がふっと蘇った。学生時代、私は若林区に住んでいた。若林区は仙台の古い城下町で、仙台箪笥の工房や仙台御筆の店、染物屋、仙台味噌の麹屋が点在し、町全体に“手仕事の文化”が息づいていた。そんな町で暮らしていた頃、私はよく新寺小路を歩き、延命餅本舗の前を通った。卒業後は県外に出てしまったが、今回15年ぶりに仙台へ戻り、どうしてもこの店の味を確かめたくなった。
店先で田楽餅を受け取ると、炙られた餅の香ばしい匂いがふわりと立ち上がる。平たい餅は指で押すと軽く沈むほど柔らかく、串を持つ手に温もりが伝わる。近くの公園のベンチに腰を下ろし、ゆっくりとひと口かじると、みたらしの甘じょっぱいタレが“とろり”と舌に広がり、炙りの香りと重なって、胸の奥がじんわり温かくなる。昔ながらの甘さなのに、しつこさがなく、餅の柔らかさとよく馴染む。
ごま餡は濃厚で香ばしく、餅の甘さとごまのコクが重なり、思わず目を閉じたくなるほど深い味わい。延命餅(白大福)は、ふわふわの餅にこし餡がぎっしり詰まり、ひと口で幸福感が広がる。
食べながら、私は思った。 仙台は、味で迎えてくれる町だ。
若林区の古い町並み、手仕事の文化、そして延命餅本舗の素朴な甘さ。 15年ぶりに訪れた私を、仙台は変わらぬ味でそっと迎えてくれた。 田楽餅を食べる時間は、ただの“実食レビュー”ではなく、仙台という町と再会するための儀式のようだった。
よくある質問(FAQ)
Q1. 延命餅本舗の田楽餅の値段はいくら?
A:1本170円前後です(みたらし・ごま・あん)。
Q2. 延命餅(白大福)の値段は?
A:145円前後です。午前中に売り切れることが多いです。
Q3. 日持ちはどれくらい?
A:当日中です。添加物不使用のため、すぐ硬くなります。
Q4. 駐車場はありますか?
A:専用駐車場はありません。近隣のコインパーキングを利用します。
Q5. 仙台駅から歩いて行けますか?
A:はい。仙台駅東口から徒歩10分ほどです。
延命餅と一緒に巡りたい仙台の和菓子スイーツ
延命餅本舗を訪れたら、ぜひ“仙台の甘味文化を歩いて味わう”小さな和菓子巡りをしてほしい。仙台は味で出迎えてくれる街だ。老舗と新しい感性が共存する稀有な街で、延命餅のような素朴な餅菓子から、現代的な最中や生クリーム大福まで、幅広い甘味が揃っている。
まず外せないのは、仙台を代表する 萩の月(菓匠三全)。ふわふわのスポンジと濃厚カスタードは全国区の知名度を誇り、延命餅の素朴さとは対照的な“仙台のもう一つの顔”だ。同じ三全の 伊達絵巻 は、バウムクーヘン生地に小倉餡・クリームを包んだ上品な味わいで、萩の月と並ぶ仙台土産の定番。延命餅の後に食べると、仙台の甘味文化の幅広さを実感できる。
伝統菓子なら、九重本舗玉澤の「九重」 や冬季限定の 霜ばしら が外せない。九重は湯に溶かして飲む珍しい砂糖菓子で、仙台藩の文化を今に伝える存在。霜ばしらは“幻の銘菓”と呼ばれ、口に入れた瞬間に儚く消える繊細さが魅力だ。
仙台駅で行列ができる 玉澤総本店の黒砂糖まんじゅう は、波照間島産黒糖の深い香りが特徴で、延命餅の甘さとはまた違う“濃厚な仙台”を味わえる。 さらに、宮城の郷土菓子として欠かせないのが 甘仙堂のゆべし。もっちりとした食感と胡桃の香ばしさは、餅文化が根付く仙台らしい味だ。
日常的に愛される甘味としては、こだまのどら焼き や 仙台駄菓子 、仙台秋保さいちのおはぎ、支倉焼がある。どら焼きはふっくら生地と上品な餡が魅力で、延命餅の“柔らかい餅”とは違う食感の楽しさがある。仙台駄菓子は黒糖やきなこを使った素朴な味が多く、子どもの頃の記憶を呼び起こす。
老舗の代表格 白松がモナカ は、素材の味を生かした上品な甘さで、贈答用にも最適。 一方、現代的な人気を集めているのが シーラカンス最中。ユニークな造形と濃厚餡のギャップがSNSで話題になり、若い世代に支持されている。
そして忘れてはならないのが、仙台の新定番 喜久福(お茶の井ヶ田)。抹茶クリームと餡の組み合わせは、延命餅とはまた違う“とろける系の仙台”を味わえる。
延命餅 → 九重本舗玉澤 → 白松がモナカ → こだまのどら焼き → 喜久福 というルートは、徒歩だけで“仙台の甘味文化の核心”を巡ることができる。
延命餅本舗を起点に、仙台の甘味を歩いて味わう旅は、きっと忘れられない時間になる。
まとめ
延命餅本舗は、観光ガイドに大きく載るような派手な店ではない。 しかし、仙台の暮らしの中に深く根ざし、90年以上にわたって“日常の甘味”を守り続けてきた老舗だ。昭和5年創業、延命地蔵に由来する屋号、みやこがね米を使った柔らかい餅──そのすべてが、仙台という土地の祈りと生活文化を映している。
地元民が「お彼岸は必ず立ち寄る」と語るのも、延命餅が単なる和菓子ではなく、家族の記憶や季節の行事と結びついているからだ。田楽餅の香ばしさ、延命餅のふわふわの白大福、がんづきの素朴な甘さ。どれも派手さはないが、心に残る味ばかりで、仙台の“生活の味”そのものだ。
私自身、学生時代に若林区で暮らしていた頃、何度もこの店の前を通った。15年ぶりに訪れた延命餅本舗は、あの頃と変わらず、朝の光の中で静かに佇んでいた。味も、香りも、店の空気も、記憶の中のまま。仙台という町が、変わらぬ甘さで迎えてくれたように感じた。
延命餅本舗を訪れると、仙台の歴史や文化が“味”として体に染み込んでくる。寺町文化が残る新寺小路、手仕事の文化が息づく若林区、そして素朴な餅菓子。すべてがひとつにつながり、仙台という町の輪郭がくっきりと浮かび上がる。
旅の途中でふらりと立ち寄り、できたての田楽餅を頬張る──そんな時間こそ、仙台らしい旅の醍醐味だ。 延命餅本舗は、これからも静かに、仙台の祈りと暮らしを支えていくのだろう。
投稿者プロ フィール

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地域伝統文化ディレクター
宮城県出身。京都にて老舗和菓子屋に勤める傍ら、茶道・華道の家元や伝統工芸の職人に師事。
地域観光や伝統文化のPR業務に従事。
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