地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県加美町】難読地名「薬莱山」の読み方・語源由来を訪ねるin旧小野田町・坂上田村麻呂・加美富士

宮城県加美町の薬莱山(やくらいさん)は、薬師如来信仰と薬草文化が息づく円錐形の独立峰。読み方や語源由来を解説。地名の由来には疫病退散の祈りや蓬莱山への憧れが重なり、紫根などの薬用植物の栽培も進む。薬莱温泉や薬師堂をめぐることで、加美町の文化と自然信仰の深層に触れられる。

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県大崎市】世界一の酸性湖「潟沼」の読み方・語源由来を訪ねるin鳴子温泉郷・火口湖

宮城県鳴子温泉郷の潟沼(かたぬま)は、火山活動によって生まれた強酸性の火口湖。読み方や語源由来を解説。湖面はエメラルドグリーンに輝き、地形と地名に火山の記憶が刻まれている。「潟沼」の由来には湿地の痕跡や非対称な地形が関係し、鳴子の湯治文化と自然信仰が交差する神秘的な場所として知られる。

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伝統工芸
【宮城県大崎市】日本最大のこけし祭事「全国こけし祭り」を訪ねるin鳴子温泉郷

宮城県大崎市鳴子温泉郷で開催される全国こけし祭りは、湯治文化とともに育まれた手仕事の祭典。木地師から工人へと受け継がれた技と心が、こけしや鳴子漆器に宿る。絵付け体験や供養祭、こけし柄の浴衣パレードを通じて、鳴子の文化は今も町の空気の中で息づいている。木と湯と人の記憶が交差する、祈りと暮らしの祭り。

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地域/伝統行事
【宮城県加美町】670年続く「火伏せの虎舞|初午まつり」は誰がなんのためにつくった?歴史や由来、いつから始まったのか、発祥地の中新田・多川稲荷神社をたずねる

宮城県加美町中新田に伝わる「火伏せの虎舞」は、約650年前から続く伝統芸能。奥羽山脈から吹き下ろす強風による大火を鎮めるため、中国の故事「雲は龍に従い、風は虎に従う」に倣い始まったとされます。毎年4月29日の初午まつりで奉納され、屋根に登った虎が勇壮に舞う姿は圧巻。宮城県指定無形民俗文化財として地域の誇りを今に伝える祭りです。

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県石巻市】北上川の文化・日高見国・吉田松陰

北上川を辿り石巻へ 宮城県北部を南北に貫く北上川。その流れは岩手県の奥深くから始まり、加美町、登米市、石巻市を経て、やがて太平洋へと注ぐ。私はこの川の流域を歩きながら、水がもたらした文化と暮らしの記憶を探してみたかった。 […]

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県加美町】鳴瀬川流域の文化in中新田・大崎市

鳴瀬川を辿る──水が拓いた田園と祈りの文化 宮城県を東西に貫く鳴瀬川。その流れは奥羽山脈の山懐から始まり、加美町、色麻町、大崎市、東松島市を経て、やがて太平洋へと注ぐ。私はこの川の流域を歩きながら、水がもたらした文化と暮 […]

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県大崎市】沼の文化in田尻・蕪栗沼

沼に生きる文化──大崎市田尻で出会った水と人の共生の記憶 宮城県北部、大崎市田尻。かつて田尻町と呼ばれていたこの地域には、「沼」という地名が多く残っている。沼部、田尻、大貫──それぞれが独立した村だったが、合併によって現 […]

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県大崎市】発酵の町「岩出山」を訪ねるin小泉麹屋・名取味噌醤油店・森民酒造

岩出山に息づく発酵文化──麹の町を歩き、微生物と人の共生を思う 宮城県大崎市岩出山。かつて伊達政宗が居所を構えた城下町として知られるこの地には、今も静かに発酵文化が息づいている。農業の町という印象が強い大崎市だが、岩出山 […]

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県大崎市】伊達政宗の城下町「岩出山」を訪ねる

宮城県大崎市岩出山──かつて伊達政宗が居所を構えたこの地には、今も静かに城下町文化が息づいている。農業の町という印象が強い大崎市だが、岩出山を歩いてみると、武士の暮らし、学び、職人技、そして都との文化交流が折り重なった豊 […]

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地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県】宮城一の発酵食品の町「大崎市」古川を訪ねるin橋平酒造・醸室(かむろ)

宮城県大崎市は世界農業遺産にも認定された発酵文化の町。味噌・醤油・日本酒などの発酵食品が根付き、緒絶川のほとりには歴史ある酒蔵「橋平酒造」が佇む。発酵の仕組みや健康効果、麹専門店の存在、日本酒の銘柄紹介などを通して、大崎市の水と微生物が育んだ文化の深層を探る。

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