【宮城県大崎市】全国唯一の「釜神様」の読み方や由来・意味・飾り方を訪ねるin古川の釜神神社・登米市・栗原市
宮城県大崎市に根づく火伏せの神「釜神」。古川の釜神神社や加美町の虎舞、栗原市の火伏せ祭りなど、地域に息づく火を祀る文化を探訪。芹沢銈介が魅了された民芸としての釜神の美しさにも触れ、宮城北部・岩手南部に広がる火伏せ信仰の背景を丁寧に考察。地域文化の奥深さと祈りのかたちを記録する。
【宮城県気仙沼市】日本一の「サメ文化」を訪ねてフカヒレラーメンを食べるinシャークミュージアム・リアスキッチンDELI
地域文化を記録することは、土地の記憶を掘り起こす営みだ。私はこれまで、祭り、風習、食、工芸など、各地に根づく文化を現地で体験しながら書き綴ってきた。なぜこの味がこの土地にあるのか──その問いを胸に、今回訪れたのは宮城県気 […]
【宮城県大崎市】餅文化を訪ねて古川のずんだ餅・くるみ餅を食べるin「もちべえ」「青沼餅店」
「宮城といえば、ずんだ餅」──そう言えば、多くの人が頷くだろう。枝豆の鮮やかな緑と、もちもちの餅が絡み合うその姿は、今や全国区の和菓子として知られている。だが、ずんだ餅は宮城の餅文化のほんの入口にすぎない。特に県北部、大 […]
【宮城県美里町】小牛田名物「山の神まんじゅう」を訪ねてin村上屋
宮城県美里町小牛田は、山神社の信仰に由来する「小牛田まんじゅう」で知られる町。JR小牛田駅を中心に交通の要衝として栄え、今も村上屋が伝統の味を守り続けています。周辺には鳴子温泉の栗だんご、岩出山のかりんとう、古川のパパ好み、栗原の太白飴、登米の鶴ヶ餅など地域文化を映す銘菓も点在。小牛田を訪ねれば、土地の祈りと歴史が息づく郷土菓子とともに宮城の食文化の奥行きを体感できます。
【宮城県】「仙台味噌」の特徴とは?赤味噌や八丁味噌との違いや美味しい食べ方(味噌汁・おにぎり)、日本最古の味噌蔵「御塩噌蔵」やおすすめの老舗を訪ねる
仙台味噌は、伊達政宗が設けた日本初の味噌醸造所「御塩噌蔵」に始まり、藩政時代の厳格な制度と職人の技術によって守られてきました。長期熟成による深い旨味と塩味が特徴で、戦陣の兵糧から庶民の食卓まで広がった仙台の誇りです。青葉区八幡の庄子屋醤油店では、今も昔ながらの製法で仙台味噌を醸し続け、地域の暮らしに根ざした味を伝えています。仙台味噌の歴史と老舗の味を訪ねる旅は、食文化の奥行きを体感できる貴重な体験です。
【宮城県大崎市】郷土料理「ばっけ味噌」を訪ねてin鳴子温泉郷鬼首(おにこうべ)
宮城県大崎市鳴子温泉郷の最奥に位置する「鬼首(おにこうべ)」は、標高約500メートルの高原地帯。冬は豪雪に閉ざされ、春には山菜が芽吹き、夏は涼風が吹き抜け、秋には紅葉が山を染める──四季の移ろいが濃密に感じられる土地だ。 […]
【宮城県大崎市】世界農業遺産の米文化・ササニシキを訪ねるin古川
地域文化を訪ねることは、土地の記憶を辿ることだと思っている。制度や観光では見えない、暮らしの中に息づく文化の源流──それは、風土と人の営みが織りなす静かな物語だ。とりわけ「米」は、日本人の生活と精神に深く根ざした存在であ […]
【宮城県大崎市】郷土料理「凍り豆腐(こおりどうふ)」の読み方や由来とは?高野豆腐との違いや栄養価、作り方やレシピを紹介inあ・ら・伊達な道の駅
宮城県大崎市岩出山の冬を彩る郷土食「凍り豆腐」。江戸末期に奈良から技術が伝わり、厳しい寒さと人々の知恵が育んだ保存食です。道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」で出会える岩出山凍り豆腐は、大豆文化が根付く町の誇り。紀行文として地域の魅力を発掘し、歴史・食文化・風土を旅の目線で丁寧に描きます。
【宮城県栗原市】伝統芸能「一迫町鹿踊」を楽しむinみちのく鹿踊(ししおどり)大会
宮城県栗原市一迫町に伝わる鹿踊(ししおどり)は、山の神と人をつなぐ祈りの舞。伊達政宗も愛好したと伝わり、祖霊供養と魔除けを目的に数百年受け継がれてきました。鹿頭とささらを身につけた踊り手が舞う姿は、自然崇拝と信仰が融合した東北固有の文化遺産。みちのく鹿踊大会では流派ごとの舞が披露され、土地の霊性と人々の祈りを今に伝えています。
【宮城県仙台市】希少!国指定芸能「秋保の田植踊」を楽しむin秋保大滝不動尊
仙台市秋保町に伝わる「秋保の田植踊」は、春の秋保神社例祭で奉納される農耕儀礼の舞。仏教的詞章や修験道の所作が随所に見られ、五穀豊穣と地域の安寧を祈る芸能として今も継承されている。国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産にも登録。土地の信仰と暮らしが融合した祈りのかたちが、舞に宿っている。