地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県色麻町】蝦夷(えみし)文化を訪ねるin色麻柵・清水寺・飾磨

遠く離れた関西で「飾磨(しかま)」という名字の方と出会ったとき、私はふと、故郷・宮城県色麻町(しかまちょう)のことを思い出した。音は同じ「シカマ」。漢字は違えど、その響きが偶然とは思えず、胸の奥でくすぶっていた問いが静か […]

続きを読む
地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県加美町】蝦夷文化を訪ねてin東山官衙遺跡・薬莱山・小野田

「蝦夷(えみし)」という言葉を初めて聞いたのは、小学校の社会科の授業だった。教科書には、東北地方に住んでいた“まつろわぬ民”と書かれていた。どこか野蛮で、朝廷に従わなかった人々という印象だけが残った。でも、あれから何十年 […]

続きを読む
地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県大崎市】難読地名「化女沼」の読み方・語源由来・照夜姫伝説を訪ねるin化女沼公園「古代の里」・レジャーランド・ダム

宮城県大崎市の難読地名「化女沼(けじょぬま)」を訪ね、照夜姫伝説や地名の語源を探る旅。古代の里で縄文・弥生の暮らしを体感し、かつて賑わった化女沼レジャーランドの記憶や、農業用水を支える化女沼ダムの役割も紹介。伝承・歴史・廃墟文化・自然環境が重層的に交差する化女沼の魅力を徹底解説。

続きを読む
伝統工芸
【宮城県仙台市】郷土玩具「仙台張子」を訪ねるinこけしのしまぬき・本郷だるま屋

紙の命を宿す──仙台張子と出会う旅 京都に住む私の机には、伏見人形のほていさんが鎮座している。ぽってりとした体に福々しい笑顔。子どもの頃から見慣れたその姿は、私にとって「郷土玩具」の原風景だ。だが、地元・宮城県にも同じよ […]

続きを読む
地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県石巻市】仙台藩の書の文化を知るため雄勝硯の町へin雄勝町

墨の重み、石の記憶──石巻・雄勝硯を訪ねて 「雄勝硯、知ってますか?」と聞かれれば、多くの人が「教科書で見たことがある」と答えるだろう。実際、全国の小中学校の書写教材にその名が登場するほど、雄勝硯は“有名”な硯だ。だが、 […]

続きを読む
伝統工芸
【宮城県加美町】360年を超える「中新田打刃物」とは?特徴や由来、特徴、販売場所、石川刃物製作所を訪ねる

宮城県加美町に伝わる「中新田打刃物」は、江戸時代から続く伝統工芸であり、日本刀の鍛造技術を受け継いだ鋭い切れ味と強靭さが特徴です。宮城県唯一の認定刃物工芸品として知られ、現在は石川刃物製作所が唯一継承しています。販売場所は工房直売所や「やくらい薬師の湯」、公式オンラインショップなどで、家庭用包丁は1万円前後、鎌は5千円程度から購入可能。中新田打刃物の特徴・販売・値段を知ることで、地域文化の価値を暮らしに取り入れることができます。

続きを読む
地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県大崎市】蝦夷(えみし)文化を見つける!in古川・田尻・鬼首

はじめに──蝦夷を祖先として見つめなおす視点 「蝦夷(えみし)」と聞いて、どんな姿を思い浮かべるだろうか。教科書的には、古代日本の中央政権に抵抗した“異民族”として語られることが多い。坂上田村麻呂の征伐、城柵の設置、律令 […]

続きを読む
地域/伝統行事
【宮城県大崎市】日本で唯一の伊達騎馬武者行列を再現した「政宗公まつり」を訪問in岩出山

岩出山に息づく伊達文化──政宗公まつりと信仰・手仕事の風景を歩いて 2025年9月14日(日)、私は宮城県大崎市岩出山を訪れた。目的は「政宗公まつり」。戦国の英雄・伊達政宗がかつて居城を構えたこの地で、彼の足跡を辿る祭り […]

続きを読む
地域/伝統行事
【宮城県大崎市】東北最大の互市「鹿島台互市」の読み方や由来とは?駐車場やシャトルバス情報、会場や場所「昭和通り」を訪ねる

宮城県大崎市鹿島台で毎年春と秋に開かれる「鹿島台互市」は、東北最大級の伝統市。明治43年に始まり100年以上続く歴史を持ち、農具や苗木、漬物、味噌、衣料品、骨董など多彩な露店が並びます。春市は特に規模が大きく、JR鹿島台駅前から昭和通りにかけて町全体が巨大市場へと変貌。岩出山かりんとうやデリシャストマト、ばっけ味噌など地元名物も揃いぶみ

続きを読む
地域文化旅/訪問・体験記
【宮城県南三陸町】志津川湾の海文化・歌津町・サンオーレそではま海水浴場

志津川湾に抱かれて──南三陸の海と文化を歩く 三陸海岸の南に位置する南三陸町。リアス式海岸が織りなす複雑な入り組みは、まるで自然が編んだ網のように、海の恵みを逃さず抱きとめている。 南三陸町が面する三陸沖は、世界三大漁場 […]

続きを読む