東鳴子温泉の「馬場温泉」で日帰り入浴してきた!日帰り入浴の時間や料金、泉質や共同浴場の特徴、宿泊料金や口コミレビュー、アクセスや駐車場など解説!【宮城県大崎市】

東鳴子温泉の国道47号線を走っていると、ふいに視界の端に白壁の建物と小さな湯小屋が現れる。馬場温泉。その名を聞くだけで、鳴子好きの間では“黒湯の名湯”として知られる存在だ。観光地化された温泉とは異なり、ここには湯治文化の名残と、湯そのものと向き合うための静けさがある。初めて訪れたとき、私はその佇まいに思わず足を止めた。湯小屋の前に立つと、木の香りと湿った空気が混ざり合い、どこか懐かしい気配が漂っている。
馬場温泉の魅力は、何よりも“湯の個性”にある。黒くコーラのよう輝く純重曹泉、強いモール臭、湯面にびっしりと付く細かな泡、そして身体の芯まで刺さるような熱さ。湯船に身を沈めると、肌にまとわりつく泡がパチパチと弾け、まるで湯が生きているかのようだ。鳴子の温泉はどこも個性的だが、馬場温泉の黒湯はその中でも際立っている。
日帰り入浴は11時から16時までと短く、土曜日は15時で終了する。限られた時間の中で湯を守り、湯治文化を受け継ぐ姿勢が、この温泉の静けさと清潔さを保っているのだろう。口コミでも「熱い黒湯が最高」「モール臭が濃い」「泡付きがすごい」と絶賛され、湯好きの間では“鳴子に来たら一度は入るべき湯”として語られている。
この記事では、馬場温泉の魅力、日帰り入浴の詳細、泉質の特徴、共同浴場の雰囲気、宿泊料金、口コミ、アクセスまで、訪れる前に知っておきたい情報をまとめた。東鳴子の湯治文化に触れたい人、黒湯の個性を味わいたい人にとって、馬場温泉は特別な一軒だ。
参考
目次
馬場温泉とは
東鳴子温泉の中心部から少し外れ、国道47号線沿いに静かに佇む馬場温泉。白壁の木造建築と、敷地内に残る旧家や蔵は登録有形文化財にも指定されており、湯治場としての歴史と風格を感じさせる。観光地的な派手さはなく、むしろ“湯と向き合うための場所”としての静けさが漂っている。
建物の奥には、馬場温泉の象徴ともいえる小さな湯小屋がある。ここが、湯好きの間で語り継がれる“黒湯の共同浴場”だ。湯小屋の戸を開けると、ふわりとモール臭が立ち上り、湯治文化の気配が一気に押し寄せてくる。湯船は3〜4人ほどでいっぱいになるほどの小ささだが、その分、湯の鮮度が高く、湯面には細かな泡がびっしりと付いている。
馬場温泉は、宿泊もできる湯治宿としても知られている。客室は8室と少なく、静かに過ごしたい人に向いている。自炊湯治にも対応しており、昔ながらの湯治文化を今に伝える貴重な宿だ。鳴子温泉郷の中でも、東鳴子は特に“湯治の香り”が色濃く残る地域だが、その中でも馬場温泉はひときわ個性を放っている。
日帰り入浴の時間と料金
馬場温泉の日帰り入浴は、11:00〜16:00(土曜は15:00まで)と、鳴子温泉郷の中でも特に短い。湯の鮮度を保つため、湯小屋の清掃や湯の管理に時間を割き、宿泊者の静かな滞在を妨げないように配慮しているのだろう。
料金は大人600円、小人400円と良心的。湯小屋は貸切利用が基本で、戸の札を「入浴中」にして入る仕組み。先客がいる場合は外で待つことになるが、その待ち時間すら湯治場らしい静けさを感じられる。
口コミでは「時間ギリギリで入れなかった」「短いからこそ湯が守られている」といった声が多く、訪れる際は時間に余裕を持つのが良い。特に共同浴場は人気が高く、平日でも待ちが出ることがある。
短い開放時間は不便に感じるかもしれないが、そのおかげで馬場温泉の湯は常に清潔で、湯の鮮度が保たれている。湯治文化を大切にする宿ならではの姿勢だ。

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泉質がすごい
馬場温泉の最大の魅力は、なんといっても“湯の個性”だ。泉質は純重曹泉(ナトリウム-炭酸水素塩泉)。湯船に注がれる湯は漆黒の濃い褐色で、湯面には細かな泡がびっしりと付着する。非炭酸系の泡がパチパチと弾ける様子は、まるで湯が呼吸しているかのようだ。
モール臭も強く、植物由来のアロマのような香りが湯小屋いっぱいに広がる。口コミでも「モール泉の香りが濃い」「黒湯の中でもトップクラスの個性」と絶賛されている。
さらに特徴的なのが湯温の高さ。共同浴場は特に熱く、44℃前後になることもある。かけ湯をしてもすぐには入れないほどで、湯好きの間では“鳴子らしい熱湯”として知られている。熱い湯に身を沈めると、細かな泡が肌にまとわりつき、しばらくすると身体の芯からじんわりと温まってくる。
湯上がりは汗が止まらないほどだが、不思議とさっぱりしている。重曹泉特有の肌のつるつる感もあり、湯治効果を実感できる湯だ。
馬場温泉共同浴場の魅力
馬場温泉を語るうえで欠かせないのが、敷地内にひっそりと佇む共同浴場だ。国道沿いの白壁の建物とは対照的に、湯小屋は素朴で、湯治文化の名残をそのまま残している。戸を開けた瞬間、ふわりと立ち上るモール臭と湿った木の香りが混ざり合い、まるで時間が巻き戻ったかのような錯覚に陥る。
湯船は3〜4人でいっぱいになるほどの小ささだが、その分、湯の鮮度が圧倒的に高い。湯面には細かな泡がびっしりと付着し、光を受けてキラキラと揺れる。湯に手を入れると、泡がパチパチと弾け、肌にまとわりつく。湯が“生きている”という表現がこれほど似合う温泉は、全国でもそう多くないように感じる。
共同浴場は貸切利用が基本で、戸の札を「入浴中」にして入る仕組み。先客がいる場合は外で待つことになるが、その待ち時間すら湯治場らしい静けさを感じられる。湯小屋の前に立っていると、風の音や湯の流れる音が耳に届き、鳴子の山里に溶け込んでいくような感覚になる。
湯温は非常に高く、口コミでも「熱くて入れなかった」「かけ湯をしてもすぐには浸かれない」といった声が多い。しかし、この“熱さ”こそが馬場温泉の魅力であり、湯治文化の象徴でもある。短時間でも身体の芯まで温まり、湯上がりは汗が止まらないほどだが、不思議とさっぱりしている。
宿泊料金と湯治スタイル
馬場温泉は、日帰り入浴だけでなく宿泊もできる湯治宿として知られている。客室は8室と少なく、静かに過ごしたい人に向いている。宿泊料金は1泊11,000円〜、自炊湯治は5,020円〜と記載されていた。湯治文化を今に伝える宿としては良心的な価格設定だ。
自炊湯治ができる宿は、鳴子温泉郷の中でも徐々に減りつつあるが、馬場温泉では今もその文化が息づいている。台所で簡単な料理を作り、湯に浸かり、また休む──そんな昔ながらの湯治のリズムを体験できるのが魅力だ。
宿泊棟は白壁の木造建築で、どこか庄屋屋敷のような風格がある。敷地内の旧家や蔵は登録有形文化財に指定されており、湯治場としての歴史を感じさせる。館内は静かで、夜になると周囲は真っ暗になる。都会の喧騒から離れ、湯と向き合う時間が流れる。
宿泊者は内湯も利用できるが、共同浴場とは源泉が異なるため、湯の個性が微妙に違う。内湯はややマイルドで、長湯しやすい温度。共同浴場の激熱黒湯と交互に入ることで、湯治効果をより実感できる。
口コミでも「静かに過ごせる」「湯治に最適」「黒湯の鮮度が素晴らしい」と高評価が多い。観光目的の宿泊というより、湯治文化を体験したい人、湯そのものを味わいたい人に向いている宿だ。
参考
鳴子温泉郷観光協会公式サイト「宿泊施設-東鳴子温泉」
口コミレビュー
馬場温泉の口コミを読み込んでいくと、この温泉がなぜ湯好きの間で“特別な存在”として語られているのかがよく分かる。まず圧倒的に多いのが「湯が熱い」という声だ。共同浴場は特に湯温が高く、44℃前後になることもある。かけ湯をしてもすぐには浸かれないほどで、湯好きの間では“鳴子らしい熱湯”として知られている。
次に多いのが「モール臭が濃い」という声。植物由来のアロマのような香りが湯小屋いっぱいに広がり、湯治場らしい雰囲気を作り出している。モール泉に慣れていない人でも「クセになる香り」「湯の個性が強い」と高評価が多い。
さらに特徴的なのが「泡付きの良さ」。湯面には細かな泡がびっしりと付着し、湯に浸かると肌にまとわりつく。口コミでも「泡がパチパチ弾ける」「湯が生きているよう」「鮮度がすごい」といった声が多い。
共同浴場の雰囲気についても「湯小屋が素晴らしい」「貸切で入れるのが嬉しい」「湯治文化を感じる」と絶賛されている。一方で「熱すぎて入れなかった」「時間が短い」といった声もあるが、それも含めて馬場温泉の個性だ。
総じて、馬場温泉は“湯そのものを味わうための温泉”として評価されている。観光目的の温泉ではなく、湯治文化の奥行を感じたい人にこそ訪れてほしい一軒だ。
アクセスと駐車場
馬場温泉は、東鳴子温泉の中でもアクセスしやすい立地にある。JR陸羽東線「鳴子御殿湯駅」から徒歩約15分。駅を出て国道47号線を川渡温泉方面へ歩くと、白壁の建物と湯小屋が見えてくる。道中は静かな山里の風景が続き、歩くだけで湯治場の空気が感じられる。
車で訪れる場合は、東北自動車道・古川ICから国道47号線を北上し約26km。国道沿いにあるため迷いにくく、初めて訪れる人でも安心だ。敷地内には駐車場もあり、車でのアクセスは非常に良い。
ただし、共同浴場は日帰り入浴の時間が短いため、訪れる時間には注意が必要だ。特に土曜日は15時までと早く閉まるため、午前中〜昼過ぎの訪問がおすすめ。口コミでも「時間ギリギリで入れなかった」「早めに行って正解だった」という声が多い。
周辺には川渡温泉や東鳴子温泉の湯治宿が点在しており、はしご湯にも最適なエリアだ。しんとろの湯、滝の湯、西多賀旅館など、個性豊かな温泉が揃っているため、馬場温泉を中心に“黒湯めぐり”を楽しむ旅もおすすめだ。
アクセスの良さと、湯治場らしい静けさ。その両方を兼ね備えているのが、馬場温泉の魅力のひとつだ。
馬場温泉の周辺スポット
馬場温泉を訪れたら、ぜひ周辺の温泉や文化スポットも合わせて巡りたい。東鳴子温泉と川渡温泉は、鳴子温泉郷の中でも特に“黒湯文化”が色濃く残る地域で、湯治文化の奥行を感じられる場所が点在している。馬場温泉の黒湯を味わったあとに歩くと、土地の空気がより立体的に感じられる。
まず足を伸ばしたいのが、中山平温泉の「しんとろの湯」。その名の通り、とろりとした肌触りの湯が特徴で、馬場温泉の刺激的な黒湯とは対照的なやさしさがある。湯上がりは肌がしっとりとし、湯治場らしい落ち着いた雰囲気が魅力だ。川渡温泉の共同浴場「川渡温泉浴場」も、地元の人に愛される素朴な湯で、湯治文化の“生活の延長”を感じられる。
鳴子温泉では「滝の湯」や「早稲田桟敷湯」も外せない。どちらも湯の個性が強く、湯治文化を今に伝える貴重な温泉だ。特に滝の湯は、湯船に注がれる湯の勢いが強く、湯の鮮度を全身で感じられる。馬場温泉の激熱黒湯と合わせて巡ると、東鳴子の湯の多様性がよく分かる。
温泉だけでなく、文化に触れたい人には「鳴子こけし」の絵付け体験がおすすめだ。車で10分ほどの場所にある「日本こけし館」や「岩下こけし資料館」では、伝統こけしの歴史を学べるだけでなく、自分だけのこけしを作ることができる。2023年よりはじまったカフェグット(cafegutto)の食べれる鳴子こけし最中絵付け体験も面白い。湯治場の静けさと、こけしの素朴な表情はどこか通じるものがあり、旅の記念にもぴったりだ。
自然を感じたいなら、馬場温泉から車で20〜30分ほどの鬼首温泉の「鬼首地獄谷遊歩道」へ。地面のあちこちから蒸気が噴き出し、地熱の力を間近で感じられるダイナミックな景観が広がる。遊歩道を歩くと、足元から湧き上がる熱気と硫黄の香りが、鳴子火山帯の息づかいを伝えてくれる。温泉の源である“地球の力”を体感できる場所だ。
馬場温泉を中心に歩くと、湯治文化、黒湯、こけし、火山地形。鳴子温泉郷の魅力が立体的に見えてくる。湯に浸かり、歩き、文化に触れる。そのすべてが“鳴子という土地を味わう旅”へとつながっていく。
まとめ
馬場温泉を訪れて感じたのは、“湯そのものが旅の目的になる温泉”だということだ。観光地としての華やかさはないが、湯治文化の名残と、湯の個性がそのまま残されている。湯小屋の戸を開けた瞬間に広がるモール臭、湯面にびっしりと付く細かな泡、身体の芯まで刺さるような熱さ──そのすべてが、馬場温泉という場所の物語を語っている。
共同浴場の黒湯は、まさに“東鳴子の象徴”。湯に浸かると、肌にまとわりつく泡がパチパチと弾け、湯が生きているように感じられる。湯温は高く、長湯はできないが、その短い時間の中で身体が一気に温まり、湯上がりは汗が止まらないほどだ。それでも不思議とさっぱりしていて、湯治文化の奥深さを実感できる。
宿泊者専用の内湯は、共同浴場とはまた違った魅力がある。マイルドで入りやすく、じっくり身体を整える湯。二つの湯を交互に楽しむことで、馬場温泉の奥行がより深く感じられる。
アクセスも良く、鳴子御殿湯駅から徒歩15分、国道沿いで車でも行きやすい。周辺には川渡温泉や東鳴子温泉の湯治宿が点在しており、湯めぐりにも最適だ。黒湯文化を体験したい人にとって、馬場温泉は外せない一軒だろう。
口コミでも「熱い黒湯が最高」「モール臭が濃い」「泡付きがすごい」と絶賛され、湯好きの間では“鳴子に来たら一度は入るべき湯”として語られている。観光目的の温泉ではなく、湯治文化の奥行を感じたい人、湯そのものを味わいたい人にこそ訪れてほしい。
馬場温泉は、ただの温泉ではない。“湯と向き合う時間”そのものが旅になる場所だ。黒湯の個性、湯治場の静けさ、山里の風景──そのすべてが、訪れる人の心に深く残る。
投稿者プロ フィール

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地域伝統文化ディレクター
宮城県出身。京都にて老舗和菓子屋に勤める傍ら、茶道・華道の家元や伝統工芸の職人に師事。
地域観光や伝統文化のPR業務に従事。
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