【宮城県栗原市】地名「栗原」の由来・語源をたどる旅in伊治城跡・築館八幡神社・栗原寺跡
栗原市の地名の由来を探る現地探訪記。伊治城跡や築館八幡神社、栗駒山の風景、北上川沿いの水田、仙台藩の農政、蝦夷との歴史、地震地形の語源説まで、栗原という名に宿る重層的な文化と記憶を丁寧に考察する。
【宮城県登米市】難読地名「登米」の由来・語源をたどる旅in迫川・北上川・遠山之里・みなみかた千本桜
登米市の地名の由来を探る現地探訪記。迫川・北上川の土手を走り、砥落の伝説や桜並木、三日町の商人文化、遠山之里の食と歴史、そして「登米(とよま)」という響きに宿る蝦夷語・仮名母字・藩政の記憶を考察。水と米と音が交差する登米の文化的魅力を丁寧に記録する。
【宮城県石巻市】地名「石巻」の読み方・由来語源をたどる旅in石旋の伝説・和渕神社・大島神社・伊寺水門
石巻市の地名の由来を探る文化探訪。石旋の巨石伝説、伊寺水門の港の記憶、和渕神社の坂上田村麻呂伝説、水神信仰、そして牡鹿港から石巻港への変遷まで、風景と祈りに刻まれた「石巻」という名の奥深さを現地で考察。地形・歴史・信仰が交差する湊町の魅力を丁寧に記録する。
【宮城県石巻市】日本一の「金華鯖(きんかさば)」発祥地を訪ねるin友福丸・牡鹿半島・金華山
石巻市で金華鯖塩焼き定食を味わい、牡鹿半島をドライブして金華山沖を望む旅へ。世界三大漁場・三陸沖の海の力、古代から続く雅な地名「金華山」の祈りと風景、地元の食文化と信仰が交差する石巻の魅力を記録する。
【宮城県名取市】仙台名物「笹かまぼこ」発祥地を訪ねるinゆりあげ港朝市・閖上港・かわまちてらす閖上
宮城県名取市閖上は、笹かまぼこの発祥地として知られ、港町の暮らしと祈りが宿る味が今も息づく。ゆりあげ港朝市の活気、老舗「佐々直」の手焼きかまぼこ、炭火の香り──そのすべてが地域の記憶を語る。笹かまぼこの原型「手のひらかまぼこ」は、魚を余すことなく使い切る知恵と保存技術の結晶。名取の海と人の手が生んだ、暮らしの芸術品を味わう旅へ。
【宮城県大崎市】全国唯一の「釜神様」の読み方や由来・意味・飾り方を訪ねるin古川の釜神神社・登米市・栗原市
宮城県大崎市に根づく火伏せの神「釜神」。古川の釜神神社や加美町の虎舞、栗原市の火伏せ祭りなど、地域に息づく火を祀る文化を探訪。芹沢銈介が魅了された民芸としての釜神の美しさにも触れ、宮城北部・岩手南部に広がる火伏せ信仰の背景を丁寧に考察。地域文化の奥深さと祈りのかたちを記録する。
【宮城県気仙沼市】日本一の「サメ文化」を訪ねてフカヒレラーメンを食べるinシャークミュージアム・リアスキッチンDELI
地域文化を記録することは、土地の記憶を掘り起こす営みだ。私はこれまで、祭り、風習、食、工芸など、各地に根づく文化を現地で体験しながら書き綴ってきた。なぜこの味がこの土地にあるのか──その問いを胸に、今回訪れたのは宮城県気 […]
【宮城県大崎市】餅文化を訪ねて古川のずんだ餅・くるみ餅を食べるin「もちべえ」「青沼餅店」
「宮城といえば、ずんだ餅」──そう言えば、多くの人が頷くだろう。枝豆の鮮やかな緑と、もちもちの餅が絡み合うその姿は、今や全国区の和菓子として知られている。だが、ずんだ餅は宮城の餅文化のほんの入口にすぎない。特に県北部、大 […]
【宮城県美里町】小牛田名物「山の神まんじゅう」を訪ねてin村上屋
宮城県美里町小牛田は、山神社の信仰に由来する「小牛田まんじゅう」で知られる町。JR小牛田駅を中心に交通の要衝として栄え、今も村上屋が伝統の味を守り続けています。周辺には鳴子温泉の栗だんご、岩出山のかりんとう、古川のパパ好み、栗原の太白飴、登米の鶴ヶ餅など地域文化を映す銘菓も点在。小牛田を訪ねれば、土地の祈りと歴史が息づく郷土菓子とともに宮城の食文化の奥行きを体感できます。
【宮城県】「仙台味噌」の特徴とは?赤味噌や八丁味噌との違いや美味しい食べ方(味噌汁・おにぎり)、日本最古の味噌蔵「御塩噌蔵」やおすすめの老舗を訪ねる
仙台味噌は、伊達政宗が設けた日本初の味噌醸造所「御塩噌蔵」に始まり、藩政時代の厳格な制度と職人の技術によって守られてきました。長期熟成による深い旨味と塩味が特徴で、戦陣の兵糧から庶民の食卓まで広がった仙台の誇りです。青葉区八幡の庄子屋醤油店では、今も昔ながらの製法で仙台味噌を醸し続け、地域の暮らしに根ざした味を伝えています。仙台味噌の歴史と老舗の味を訪ねる旅は、食文化の奥行きを体感できる貴重な体験です。