【宮城県大崎市】餅文化を訪ねて古川のずんだ餅・くるみ餅を食べるin「もちべえ」「青沼餅店」
「宮城といえば、ずんだ餅」──そう言えば、多くの人が頷くだろう。枝豆の鮮やかな緑と、もちもちの餅が絡み合うその姿は、今や全国区の和菓子として知られている。だが、ずんだ餅は宮城の餅文化のほんの入口にすぎない。特に県北部、大 […]
【宮城県大崎市】郷土料理「ばっけ味噌」を訪ねてin鳴子温泉郷鬼首(おにこうべ)
宮城県大崎市鳴子温泉郷の最奥に位置する「鬼首(おにこうべ)」は、標高約500メートルの高原地帯。冬は豪雪に閉ざされ、春には山菜が芽吹き、夏は涼風が吹き抜け、秋には紅葉が山を染める──四季の移ろいが濃密に感じられる土地だ。 […]
【宮城県大崎市】世界農業遺産の米文化・ササニシキを訪ねるin古川
地域文化を訪ねることは、土地の記憶を辿ることだと思っている。制度や観光では見えない、暮らしの中に息づく文化の源流──それは、風土と人の営みが織りなす静かな物語だ。とりわけ「米」は、日本人の生活と精神に深く根ざした存在であ […]
【宮城県大崎市】郷土料理「凍り豆腐(こおりどうふ)」を楽しむinあ・ら・伊達な道の駅
地域文化の源流を知ることは、地域の魅力を知ることであり、生活の豊かさにつながる──私はそう信じている。土地に根ざした食文化は、単なる味覚の記憶ではなく、風土と人の営みが織りなす物語そのものだ。宮城県大崎市岩出山には、冬の […]
【宮城県大崎市】郷土和菓子「雁月(がんづき)」を訪ねるin松山の松月堂・落雁「もすほ糖」・レシピを紹介
宮城県大崎市の郷土菓子「雁月(がんづき)」を現地取材で紹介。蕪栗沼に飛来するマガンとの文化的つながりや、松山の松月堂での購入体験、黒糖と胡麻の素朴な味わい、白雁月との違い、地域の風習と食文化の記憶を丁寧に掘り起こします。
【宮城県大崎市】郷土料理「栗だんご」を訪ねるin餅処深瀬・おみやげの店なるみストアー
鳴子温泉──その名を聞くだけで、湯けむりと木の香りが立ちのぼるような気がする。私はこの地を訪れた。目的は、鳴子の象徴とも言える「栗団子」に触れるためだった。温泉街には昔ながらの和菓子店が点在し、どこか懐かしい香りが漂って […]
【宮城県大崎市】難読地名「化女沼」の読み方・語源由来・照夜姫伝説を訪ねるin古川
宮城県大崎市の化女沼は、照夜姫伝説が語り継がれる神秘的な水辺。機織りの音が七夕の夜に響くという物語は、水神信仰や古代の女性神事と深く関わる。周辺には宮沢遺跡や古代の里が広がり、地名の由来語源や文化的背景を探ることで、沼に宿る祈りと歴史の深層が浮かび上がる。
【宮城県大崎市】蝦夷(えみし)文化を見つける!in古川・田尻・鬼首
はじめに──蝦夷を祖先として見つめなおす視点 「蝦夷(えみし)」と聞いて、どんな姿を思い浮かべるだろうか。教科書的には、古代日本の中央政権に抵抗した“異民族”として語られることが多い。坂上田村麻呂の征伐、城柵の設置、律令 […]
【宮城県大崎市】日本で唯一の伊達騎馬武者行列を再現した「政宗公まつり」を訪問in岩出山
岩出山に息づく伊達文化──政宗公まつりと信仰・手仕事の風景を歩いて 2025年9月14日(日)、私は宮城県大崎市岩出山を訪れた。目的は「政宗公まつり」。戦国の英雄・伊達政宗がかつて居城を構えたこの地で、彼の足跡を辿る祭り […]
【宮城県大崎市】東北最大の互市「鹿島台互市」を訪ねるin鹿島台昭和通り
鹿島台互市──市が立つ町に息づく、東北最大の市の記憶 宮城県大崎市鹿島台で毎年春と秋に開かれる「鹿島台互市(かしまだいたがいち)」は、東北最大級の規模を誇る伝統の市である。互市とは「互いに物を持ち寄って売買する市」を意味 […]